TrelloでIssue Templateみたいにカードを作る

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概要

バグやIssueをTrelloで管理するときにカードのDescriptionの体裁が揃ってると読みやすい。GitHubだとIssue Templateがあるけど、Trelloの場合はテンプレートとなるカードを作って置いて複製する運用が一般的っぽい。

ところで「trello 新しいカードを追加 url」で検索したらこんなページが出てきたので、これを利用してテンプレート文言を元に特定のボード・カラムに新しいカードを作成できるようにしてみた。

trello.com

公式ブックマークレット

https://trello.com/ja/add-cardにアクセスすると、開いているWebページを添付して新しいカードを作るブックマークレットが提供されている。
親切にも特定のボードやリストを指定してブックマークレットを作ることもできる。

f:id:wifeofvillon:20190214140357p:plain
公式ブックマークレットで特定のボードを指定している場合(ポップアップ形式)

パラメータについて

存在を確認したパラメータは以下の通り。valueは全てURLエンコードが必要。

key value example
source 表示中のWebページのwindow.local.host *1 wifeofvillon.hatenablog.com
url 表示中のWebページのURL *2 https://wifeofvillon.hatenablog.com/
idBoard ボードID *3 -
idList リストID *4 -
mode ポップアップ形式にするかどうか *5 popup
name カードの名前 create%20card
desc カードの詳細説明 *6 add%20description

*1については、このパラメータがあることで何の作用があるのかわからなかった。
*5はブックマークレットの時のみ有効。

URLを指定するとどうなるか

URLを指定すると表示中のWebページのURLをカードに添付してくれると同時に、そのページに<meta property="og:image" />など画像が指定されている場合1、それもカバー画像として添付してくれる。

f:id:wifeofvillon:20190214133737p:plain
このブログのトップページのカードを作成した場合

ボードID、リストIDをどうやって取得するか

*3および*4のボードIDやリストIDは、Trelloの画面上で普通に確認するのが難しいので、API keyを持っているのでなければ以下のような手段を講じる必要がある。

Markdown形式のテンプレートを詳細説明に含める

*6のカードの詳細説明はエンコードすれば長文のテンプレートを仕込める。

# Environment

<!-- not need to fill all item -->

Android OS version:
Device Name:
Email: 

# Steps

1. aaa
1. aaa
1. aaa

みたいな複数行にわたるテンプレートも

%23%20Environment%0d%0a%0d%0a%3c%21%2d%2d%20not%20need%20to%20fill%20all%20item%20%2d%2d%3e%0d%0a%0d%0aAndroid%20OS%20version%3a%0d%0aDevice%20Name%3a%0d%0aEmail%3a%20%0d%0a%0d%0a%23%20Steps%0d%0a%0d%0a1%2e%20aaa%0d%0a1%2e%20aaa%0d%0a1%2e%20aaa

みたいにURLエンコードしてしまえばパラメータに含めてしまうことができる。

f:id:wifeofvillon:20190214135635p:plain
https://trello.com/en/add-card での例

ただスクリーンショットで見てわかる通りスクロールバーが表示されずスクロールできることに気づかない可能性があるので、スクロールできることをアナウンスするか、テンプレート内に書いておいた方が親切な気がする。

TL;DR

もうすでにドキュメント化されてそうなのに検索してもスパッと出てこなかったので書いた。時間があったらそのうちテンプレート入りURL生成ツールを作ります。

あとURLのjaのところにenとかdeとかfrを入れても普通に使える。


  1. 具体的にどのタグを見ているのかは確認していない