Macのsayコマンドを使ってアラビア語・ヘブライ語を読み上げる

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概要

MacOSの「say」コマンドを使ってアラビア語ヘブライ語の合成音声読み上げを行う方法のメモ。

(V)UIテストでの音声入力にMacの合成音声を使う話は以下の記事でも書いた。

wifeofvillon.hatenablog.com

sayコマンドについて

say -v ${voice} ${text}

${voice}に音声の名前(人名)、${text}に読み上げてもらいたいテキストを入力する。

say -c Alex "Hello"

Terminalを立ち上げて上のコマンドをコピペすると男性の声で「ハロー」と読み上げられるはず。

このとき${voice}で使える音声(キャラクター?)は/System/Library/Speech/Voices/下にあるものである。

このキャラクター名は「システム環境設定」>「アクセシビリティ」>「スピーチ」の「システムの声」の中にリストされているものと同じなので、ここであたりをつけておくといい。

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アラビア語ヘブライ語の音声指定

sayコマンドでアラビア語を使うときはLailaMagedTarikあたり、ヘブライ語を使うときはCarmitを使うっぽい。

say -v Maged "سلام" #アラビア語
say -v Carmit "שלום" #ヘブライ語

「ぽい」というのはアラビア語にバリエーションがありすぎてどれが何準拠なのかわからないからである。

tl;dr

音声入力で操作する画面のUIテストを無理矢理アラビア語でやるためのshellを書いてたんだけど、コード中にアラビア文字が表れると入力カーソルがどっちに動くのかわからないのでドキドキする