定期実施しているリグレッションテストにテストマネジメントツールを試験導入してみた
今働いているチームでは、メインプロダクトの正常系処理を一通り手で触ってみるリグレッションテストを週に1回実施している。このテストにテストマネジメントツールを1ヶ月間試験導入してみたので、実際にやったこととやってみた感想を書く。
tl;dr
雰囲気だけでテストをしているのでテストマネジメントツールをお試しで使ってみたら現状の運用のよくないところが見えてきてよかった。
テストマネジメントツール試験導入の概要
テストマネジメントツールは英語・日本語共に使用レポ記事が多い印象を受けたTestRailを選択した。
スケジュール
日付 | やったこと |
---|---|
1/22 | TestRailのアカウント取得 テストケースのimport |
1/24 | 実施計画提出 |
1/25 - 2/19 | テスト実施(週2) |
2/4 | 中間報告提出 |
2/19 | 最終報告提出 各データのexport |
テストケースのimport/exportに関しては別のエントリで書いた。
試験導入期間はテスト実施回数を増やすため、毎週火・金曜日にテストを行った。その点についてメンバーに理解を求めるためなぜ、いつまで、なにをするかという実施計画をSlackに流した。
TestRailを触り始めて半月くらいで中間報告をレポートとして先の実施計画に追記してSlackに流した。最終報告は追記したものの中間報告でほとんど書いていたためそういえばSlackに流してないな……
実施計画・報告書の内容
このエントリは社内向けの実施計画/報告書を下敷きにして書いている。参考までに目次を貼る。
- Overview
- Why did I try the test management tool
- How working on Basic Test and QA testing currently
- What I expect the test management tool
- How I try to use the test management tool
- Trial schedules
- Interim Report
- Steps to start to run Basic Test on TestRail
- Good and Not-good points
- Functions of TestRail which need to be followed in spreadsheet method
- Final Report
- How I used main features
- Appendix: Screenshots of TestRail
テストマネジメントツールを使ってみた感想
「今やれていないこと」を可視化できる
現状ではGoogleスプレッドシートを使ってテストケースの登録からシナリオの作成、レポートの作成まで手動でやっている。
これは実施者が私ひとりであることに依存した運用なのでpreconditionが書かれておらず、stepsと期待結果が分離されておらず、本来独立した複数のテストケースとして扱われるべきフローをひとつのテストケースとして扱っていることがある。元々開発者から引き継いだテスト仕様書とはいえ、あまりいいことではないなと気づくことができた。
今回対象となったプロダクトは英語とそれ以外の言語設定でシナリオが異なるが、それもテスト実施中に私が吸収してしまっていてよくないなと思った。上で書いたことと合わせて属人化している要素が思った以上に多いようだった。
テスト的に正しいかどうかの判断材料となる
自分含めTwitterで「テストがわからん」と言っているテスターは割と見かける。「テストに関する情報はググれば出てくるが何が標準なのかわからん」という気持ちは常にある。
JSTQB(ISTQB)のシラバスを読むだけでも勉強になるが抽象的なのでなるほどわからんとなってしまった。今JSTQB-FLの教科書を買って読んでいるが、テストマネジメントツールが標準的な機能として何を備えているかを知っているかどうかでかなり読みやすさは違うと感じた。
備考: TestRailの使い勝手について
- SPAに慣れてしまったせいでRedmineの操作感に懐かしさを感じた
- 最低限の機能はともかくレポートなどは英語でテスト用語がわからないとつらい
- 当たり前だけどテストマネジメントツールを使いさえすれば完璧なテストができるという訳ではない
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Trelloのカラムごとのカード数を取得するコード
TL;DR
目視でカードを数えられなくなったときに使ってもいいけど、適当に日付とかでフィルタすればこんなもの使わなくてもカウントできるよ
これは何か
Trelloでカラムごとのカード数を数えるJavaScript。
Trelloのボード上でJavaScriptコンソール開いて実行するか、コメントアウト部分を削除してブックマークレットにして実行するとpromptで各カラムにあるカード数を一覧化する。ついでに何らかのラベルを持っているカードの数も表示する。
コード(Gist)
JavaScript to get `${column title}: ${column card ...
余談
特定ボードの特定カラムにバグとフィードバックを投げる運用をしていたらそのカラムが飽和してしまったので整理するときに書いた。
カードの整理は計画的にやろうな
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AndroidアプリQAテスターが職場でやってよかった取り組み(2019年1Q)
2019年1月〜3月の間にぼっちQA teamとして職場でやってよかったっぽい取り組みについて書く。
テスト実施までの時間を短縮するための取り組み
だいたい1年前くらいにTwitterに以下の画像を投稿した。
Maslow for Android app QA staffs pic.twitter.com/C96qbHobwA
— wifeofvillon (@wifeofvillon) April 13, 2018
テスト仕様書はなくても自分で書くし、仕様がよくわからなければ開発者に確認すればいいけど、「そもそもハードウェアがない」みたいな問題は基本的すぎて自分だけでは解決できないというニュアンスで描いたような気がする。
で、その頃からQA-testingに関する業務フローは個人レベルでいうと全然変わってなくて、
を投げられるカードごとに繰り返しているが、それこそ上のツイートの図の「SIM」「Device」他SIP設定や外部アプリのアカウント設定などにめちゃくちゃ時間がかかっていることがわかった1。
折しも開発者側もプロジェクトが乱立していて欲しいデバイスをすぐに使えないというフラストレーションがあるように見えたので、
などの基本的だけどなあなあになっていたことをやった。
Androidデバイスを増やす
ランチ中「欲しいなァ〜〜〜〜」と言い続けたら候補リストを挙げるように言われたので資料を作ってSlackに投げた。
このときメインプロダクトがインストールされているデバイスのOSバージョンや機種名のリストを開発者が出してくれたのでとてもよかった。
Androidデバイスにラベルシールを貼る
何かと嫌われがちなネームラベルだが、Galaxy S7と新しく導入されたGalaxy S7 dualの外見が完全に同じでこれもう絶対にわからんと思ったので導入した。
デバイス名とAndroidOSバージョンをそれぞれ別のシールにすることで、サポート対象OSバージョンを引き上げる際のソフトウェアアップデートに備えることにした。
このときシールを出力するだけ出力しておき、実際に貼るのは開発者にも協力を仰いだところ、デッドストックと化していたデバイスが見つかってよかった。
Androidデバイスの返却場所を決める
Android/iOSデバイスの返却場所は決まってはいたが数十台のデバイスが雑然と置かれていたので、特定の1台を探すのが割と面倒な状態だった。
そこで
という施策をとった。この辺りはメルカリQA-SETチームのエントリに助けられた。
正直自分がデバイスを探しやすくなればそれでいい、くらいの期待値でやっていたが、どうもこれをやったあたりからみんながOSバージョンに応じたエリアに返してくれるようになった気がする3。
外部アプリのインストール状況を確認するスクリプトの作成
外部アプリへの連携を含んだテストをするとき、いちいちインストール状況を確認してバージョンアップして必要ならアカウント認証を通して〜と手動でやっていたのを、インストール状況とアプリのバージョンまではシェルスクリプトをひとつ叩けばTerminalで一覧できるようにした。
やってることは配列にパッケージ名を入れておいてadb shell dumpsys package ${PKGS[$key]} | grep versionName
ってやるだけなのにめちゃくちゃ楽になった。
継続的なE2Eテストの品質を上げるための試み
テストマネジメントツールのトライアル
メインプロダクトの正常系再帰テストは、この1年間Googleスプレッドシートで作られたテストシートを継ぎ足し継ぎ足しして実施してきたが、テストケース単位で結果を追うとか、どのデバイスでどの外部アプリと連携した時が一番時間がかかるのかとか、そういうことがやりづらいなと思ったので、TestRailのトライアルプランを試してみた。
実際にオーバースペックだと感じたので導入は見送ったものの、テストケースの差分管理してテストプランを都度作って〜とかはGASでできそうなのでこれから頑張る(と言ってしまった)。
VUI機能のテスト用スクリプトを作る
年末から先月頭くらいまでずっと咳をしていてVUIのテストが辛かったのと、あまりにも「Previous」という単語を聞き取ってもらえないのでmacOSのsay
コマンドで定型文を簡単に出力するためのシェルスクリプトを作った。
自分で喋らなくてもいいのはこの季節本当いいなと思った。
カスタマーサポートの仕事を楽にするための試み
Trelloのカードのテンプレを作る
東京オフィスではバグ管理をTrelloでしているが、CSをやってくれているメンバーが見れていなかったので(開発者が)彼に与える権限を再検討して、ついでに必要事項を埋めてクリックすればTrelloの特定のボード・カラムにカードが追加されるようTrello公式のブックマークレット用機能にちょっと手を加えた。
あとこれをSlackbotのカスタムレスポンスに追加して「open sesame」ですぐ呼べるようにした4。
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そんな感じで私は元気です
何かに似てきたなと思ってたんだけど、ボンバーマンじゃない? pic.twitter.com/m22CKk7cB8
— wifeofvillon (@wifeofvillon) March 7, 2019
TrelloでIssue Templateみたいにカードを作る
概要
バグやIssueをTrelloで管理するときにカードのDescriptionの体裁が揃ってると読みやすい。GitHubだとIssue Templateがあるけど、Trelloの場合はテンプレートとなるカードを作って置いて複製する運用が一般的っぽい。
ところで「trello 新しいカードを追加 url」で検索したらこんなページが出てきたので、これを利用してテンプレート文言を元に特定のボード・カラムに新しいカードを作成できるようにしてみた。
公式ブックマークレット
https://trello.com/ja/add-card
にアクセスすると、開いているWebページを添付して新しいカードを作るブックマークレットが提供されている。
親切にも特定のボードやリストを指定してブックマークレットを作ることもできる。
パラメータについて
存在を確認したパラメータは以下の通り。valueは全てURLエンコードが必要。
key | value | example |
---|---|---|
source | 表示中のWebページのwindow.local.host *1 |
wifeofvillon.hatenablog.com |
url | 表示中のWebページのURL *2 | https://wifeofvillon.hatenablog.com/ |
idBoard | ボードID *3 | - |
idList | リストID *4 | - |
mode | ポップアップ形式にするかどうか *5 | popup |
name | カードの名前 | create%20card |
desc | カードの詳細説明 *6 | add%20description |
*1については、このパラメータがあることで何の作用があるのかわからなかった。
*5はブックマークレットの時のみ有効。
URLを指定するとどうなるか
URLを指定すると表示中のWebページのURLをカードに添付してくれると同時に、そのページに<meta property="og:image" />
など画像が指定されている場合1、それもカバー画像として添付してくれる。
ボードID、リストIDをどうやって取得するか
*3および*4のボードIDやリストIDは、Trelloの画面上で普通に確認するのが難しいので、API keyを持っているのでなければ以下のような手段を講じる必要がある。
- 普通にブックマークレットを作ってその中から取得する
- 開発者ツールでNetworkを確認する
Markdown形式のテンプレートを詳細説明に含める
*6のカードの詳細説明はエンコードすれば長文のテンプレートを仕込める。
# Environment <!-- not need to fill all item --> Android OS version: Device Name: Email: # Steps 1. aaa 1. aaa 1. aaa
みたいな複数行にわたるテンプレートも
%23%20Environment%0d%0a%0d%0a%3c%21%2d%2d%20not%20need%20to%20fill%20all%20item%20%2d%2d%3e%0d%0a%0d%0aAndroid%20OS%20version%3a%0d%0aDevice%20Name%3a%0d%0aEmail%3a%20%0d%0a%0d%0a%23%20Steps%0d%0a%0d%0a1%2e%20aaa%0d%0a1%2e%20aaa%0d%0a1%2e%20aaa
みたいにURLエンコードしてしまえばパラメータに含めてしまうことができる。
ただスクリーンショットで見てわかる通りスクロールバーが表示されずスクロールできることに気づかない可能性があるので、スクロールできることをアナウンスするか、テンプレート内に書いておいた方が親切な気がする。
TL;DR
もうすでにドキュメント化されてそうなのに検索してもスパッと出てこなかったので書いた。時間があったらそのうちテンプレート入りURL生成ツールを作ります。
あとURLのja
のところにen
とかde
とかfr
を入れても普通に使える。
エンジニアリング組織論への招待 ?不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
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具体的にどのタグを見ているのかは確認していない↩
PS4のビデオキャプチャをUSBフラッシュメモリと母艦PC経由で他の部屋から見るまでにやったこと
PlayStation 4 (厳密にはPlayStation 4 Pro)で撮ったビデオキャプチャを
- USBフラッシュメモリにコピーして
- (PS4と同じ部屋にある)Mac miniに移して
- (同一ネットワーク上にある)MacBook Airで見る方法
のメモ
PlayStation 4 ドラゴンクエスト ロト エディション
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TL;DR
本当に長いから本当に読まなくていい
回りくどい手順を踏んでいる理由
1TBとかの外付けHDDを買ってくれば一発で済むことをわざわざ回りくどい手順を踏んでいるのには以下のような理由があります。
- キャプチャデータを保存するつもりだった2TBの外付けHDDを拡張ストレージとしてフォーマットしてしまったため
- 手元にあってフォーマットしてもいいUSBストレージの中で最も容量が大きいものが64GBだったため
- プレイ中の画面をほぼずっとキャプチャしていて無駄な箇所が多くMac miniで動画編集をしたいため
- 家族がPS4を使っている間もキャプチャ動画を再生したいため
外付けHDDの拡張ストレージ化
1)については完全に人間は愚か1案件なんですけど、PS4に外付けHDDを繋いで拡張ストレージとしてフォーマットしてしまうとキャプチャやセーブデータの保存先に指定できません。
USBストレージ機器を拡張ストレージとしてフォーマットすることで、アプリケーションをインストールできます。また、PS4™の本体ストレージからアプリケーションを移動することもできます。
どっちみちキャプチャの保存先をUSBストレージに指定することはできないっぽいので、外付けHDDを使う場合でもファイルをコピーするステップは必要になるようです。
拡張ストレージにした外付けHDDをDLしたアプリケーションデータの保存先に指定したら「Marvel's Spider-Man」をはじめとしたやたら容量の大きい洋ゲーの分がごっそり空いたのでヨシ!
USB 2.0だとファイル転送がすごく遅い(気がする)
2)について、今回実際に使っているUSBフラッシュメモリはこれです。
シリコンパワー USB2.0 Ultima U05 Series 64GB スライド式 永久保証 ピンク SP064GBUF2U05V1H
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上で挙げた公式ドキュメントの「拡張ストレージとして使えるUSBストレージ機器」の仕様に「USB 3.0」が含まれていてこれはUSB 2.0なんですけど、20GBくらいの動画データをコピーするのに一晩かかったりするのは多分そのせいだと思います。
PS Vitaでリモートプレイすればいいのでは?
PS4ストレージ内のキャプチャをリモートで確認するだけならPS VitaのPS4リンクを使えばいいんですけど2、2019年2月14日(これを書いている時点で明日)「キャサリン・フルボディ」が発売されるのでPS4を家族がほぼ占有するため、その間は何もできなくなります。
「ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島」の話
「ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島」の2周目をプレイしているんですけど、このゲーム、主人公と少年シドーの冒険が本編と見せかけて実質その後の終わらないものづくりのためのチュートリアルなので、PSアカウントひとつにつきセーブデータひとつという周回しづらい作りになっています。シナリオが面白いゲームはメインストーリーを周回したいタイプなので周回する度にPSアカウントを増やすのもあれなので過去の各島をやり直す機能を追加してほしい。アイテムを持ち込めない・持ち帰れない縛りで。
「DQB2」は前作に比べて戦闘の難易度が下がり3ブロックメイクの自由度が一気に向上していて、ストーリーも友情努力のち鬱そして勝利なので、アクション戦闘が苦手でSwitchかPS4を持っている人は是非体験版をやってください。前作や「DQ2」をやった人は絶対楽しいはず。
USBストレージ機器にPS4本体ストレージ上のキャプチャファイルをコピーする方法
- USBストレージ機器をPS4に接続する
- 拡張ストレージとしてフォーマットせずに、[設定] > [ストレージ] > [本体ストレージ管理] > [キャプチャー] を開く
- ゲームタイトル・ファイル種類・個別ファイルを選択して操作する(複数選択可能)
ファイルコピー中はPS4で遊べないので注意
USBフラッシュメモリのフォーマット
上の3)でUSBストレージ機器を使用できないというエラーが出た場合は以下の設定でフォーマットすると大丈夫だった
Mac本体上のディレクトリを同一ネットワーク内から参照する方法
USBフラッシュメモリからMac miniにキャプチャデータをコピーするとき、パブリックディレクトリ(~/Public
)をコピー先にすると手間が省ける
- [システム環境設定] > [共有] を開く
- [ファイル共有] にチェックを入れる
- [オプション] で共有設定を変更する
今回はSMBを使った
備考
ていうかPS Vitaでリモートプレイしながらビデオキャプチャ撮れたら最高じゃん……と思ってたら撮れるっぽい。
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Android端末に表示されているWebコンテンツをGoogle Chromeの開発者ツールでデバッグする方法
数ヶ月に一回くらい必要になるけどその度にやり方を忘れるので書く
NOTE: このエントリはHow to inspect web contents shown on Android devices with Google Chrome(en)を和訳したものです
試行環境
- macOS: macOS 10.14.2
- Google Chrome (mac): 71.0.3578.98 (64bit)
- Android OS: Android 8.0.0
- Google Chrome (Android): 72.0.3626.76
あらかじめやっておくこと
- [設定]> [システム]> [開発者]オプションで[USBデバッグ]を有効にする (Android)
- Windows PCの場合はGoogle USB Driverをインストールする
手順
- USBケーブルでAndroid端末をPCに接続する
- Android端末に「USBデバッグ接続」の通知が表示されることを確認する
- PCのブラウザでchrome://inspect/#devicesを開く
スクリーンショット
参考
- Android の Chrome で開発者ツールを使う方法 - Qiita
- 【CSS3】サイズがわからない画像の縦横比を維持したまま表示する方法【object-fit】 - Qiita
- Get Started with Remote Debugging Android Devices | Tools for Web Developers | Google Developers
- CSS object-fit Property
- 作者: 川口和也,喜多啓介,野田陽平,手島拓也,片山真也
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TestRailに既存のテストケースをインポートするときのファイル仕様(CSV,XML)
TestRailに既存のテストケースをインポートするときのファイル仕様についてのメモ。なおテスト仕様書はGoogleスプレッドシートやExcelに記載してあるものとする。
公式サイトおよびドキュメント
- Test Case Management & Test Management Software Tool - TestRail
- Importing test cases and sections (Excel/CSV) [TestRail Documentation]
tl;dr
テスト管理ツールを使ってみたかったのでTestRailを1ヶ月間試してみることにした。ツール選択時の参考にした記事は以下。
とりあえず既存のテスト仕様書(約200ケース)をインポートしていつもより多めに(テストを)回してみようとしたらインポート用のファイルの作成に2〜3時間かかった。正直ド●ゴンクエストビ●ダーズ2で手が滑って山の上から溶岩を流して山ひとつと結構な面積の海が蒸発させてそのあと6時間かけて整地したときの気分に近いものがあった。
前提
やりたいこと
Googleスプレッドシートで作成された画像1のような構造のテスト仕様書を画像2のように階層化されたテストケースとしてインポートする。
インポート元となるテスト仕様書の構造
テスト仕様書(画像1)は部分抜粋なのでわかりにくいが、このテスト仕様書はリリースver.で確認するテストケースと、デバッグver.で確認するテストケースが両方記載されている。そのためview、flow / phaseの上にもうひとつセクション階層がある。
テスト仕様書の各テストケースが属するセクション階層は以下のようになる。
- UI/UX Tests with Production build > Onboarding
- UI/UX Tests with Production build > Onboarding > Installation
CSVファイルでインポートする場合
CSVファイルを使ったインポートは簡単だがサブセクションが多いテスト仕様書には向いていないっぽい。
CSVファイルをインポートするとき、例えば画像3のCSVファイルであればTitle、Section Depth、Section Hierarchyをそのまま指定したいが(画像4)、TestRailのCSVインポート機能はSectionまでしかサポートしていない(画像5)。
もちろん同じテストケースをTestRailに手動登録してからCSVをエクスポートしてみると、セクション階層に関するいずれの項目も出力されている。
なので次の画像6のようにサブセクションを持たないテスト仕様書をインポートするならそれほどファイル整形に労力はかからないはず。
XMLファイルでインポートする場合
どうしてもサブセクションを維持したい場合XMLでインポートすることになる。TestRailのインポート/エクスポートXML仕様は公式ドキュメントに記載されているため詳細はそちらを参照されたい。
以下は実際にインポートに用いたXMLファイルの一部の抜粋。
<section> <name>UI/UX Tests with Production build</name> <description>To check UI/UX with Production build by tester hands</description> <sections> <section> <name>Onboarding</name> <cases> <case> <title>app name on the toast is correct</title> </case> </cases> <sections> <section> <name>Installation</name> <cases> <case> <title>can open "License" view</title> </case> <case> <title>can open "Privacy Pollicy" view</title> </case> </cases> </section> </sections> </section> ... </sections> ... </section>
今回はSection Depthの異なるテストケースが混在していることがややこしくなる原因だった気がする。
今回はこのネストしまくったファイルをGASを使わずにSpreadcheet関数のみで生成するのはちょっとしんどいな〜と思ったのでサブセクションを全て手動登録してからXMLをエクスポート→テストケースを追記して再度インポートという手段を取った。
まとめ
サブセクションがないテスト仕様書はCSVでどーんとインポートすれば良さそう。大項目〜小項目までサブセクションで再現したい場合はXMLを生成してインポートしたら良さそう。
もちろんどちらの方法でもPriorityやEstimate、Stepsを含むカスタムフィールドも追加できるのでついでに追加するといいかもしれない。
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【この1冊でよくわかる】ソフトウェアテストの教科書―品質を決定づけるテスト工程の基本と実践
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