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びよーんのつま。

「私たちは、生きてさえいればいいのよ」(太宰治「ヴィヨンの妻」)

文アル春季イベント支援Webアプリをリリースしました

リリースレポート 技術

※この記事はMediumのI Released Web App Supporting “Great Writers and Alchemists”を日本語訳し、追記したものです。

昨日、「文豪とアルケミスト」のイベントの進捗を可視化するWebアプリケーションをリリースしました。

【非公式】文アル「学問ノススメ〈桜〉」成績表

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今回リリースしたWebアプリケーションについて

機能概要

今回リリースしたWebアプリケーションには以下の機能を盛り込んだ。

  • 各文豪ごとの合計スコアの記録
  • 報酬獲得状況をグラフで可視化

ライブラリおよびフレームワーク

以下のライブラリ(プラグイン)およびフレームワークを使用した。

  • jQuery:DOM操作
  • jQuery.cookieCookie操作
  • Chart.js:棒グラフの描画
  • Materialize:マテリアルデザインの実現

github.com

開発に関して

構想

(日本語記事限定記述)

このWebアプリケーションは「刀剣乱舞」の「秘境」イベント支援Webアプリケーションを参考にしていて、プレイヤーが重複していることを考え、セレクトボックスでの数値入力やグラフの見せ方はそちらにできるだけ倣っている。

なお、当該アプリケーションには迷惑をお掛けしたくないので、リンクを貼らない。開発者に尊敬の念を捧げる。

動機と結果

開発の一線から退いて久しいため、プロダクトをひとつリリースすることで次のことを把握したかった。

  • 開発者としてどれくらいの時間働くことができるのか
  • 自分の持っているスキルでプロダクトを企画〜開発〜リリースまで持っていけるか

結果として(大変レガシーな作りであるし、モバイル対応も追いついていないが)プロダクトのリリースは成った。

また、工数を記録していたところ、私は週30時間・日5時間までしか開発に費やせないことがわかった。これが今の私の体力的、精神的限界であり、この事実は真摯に受け止めたい。

だが、週30時間安定して働けるようになれば、時短アルバイト可能な現場であれば参加できる。技術面、体力・精神面の課題が明確になった。

今後の展開など

とりあえず早急にやりたいのは「今回ハマったポイントのドキュメント作成」だ。これはMediumとQiitaで発表していきたい。

あとは6月の公式スマホアプリリリースに備えてアプリの磨き込みを行う。

  • ES6への書き換え
  • Reactでの実装
  • スマホ対応

これは他の開発者にとってしょうもない一歩かもしれないが、年単位でブランクのある休日プログラマーにとっては大きな飛躍である。(ニール・アームストロングの名言より)

Special Thanks

今はtogglに移行したが、今回の開発において工数管理には「Clock it!」を利用した。

「開発は1日5時間まで」というルールを設けていたので、ぶっちぎるとゲージが赤くなるのが危機感を持ててよかった。

https://clock-it.com

また「マテリアルデザイン的に正しいのか」などの質問に答えつつ、体力切れで倒れている間家事を受け持ってくれた夫に感謝する。

文豪とアルケミスト オフィシャルキャラクターブック

文豪とアルケミスト オフィシャルキャラクターブック

文豪とアルケミスト コミックアンソロジー (DNAメディアコミックス)

文豪とアルケミスト コミックアンソロジー (DNAメディアコミックス)

テキストエディタAtom入門 (OIAX BOOKS)

テキストエディタAtom入門 (OIAX BOOKS)

入門系技術記事を英語で書くのはいいぞ

技術 ナレッジマネジメント

概要

入門系記事を英語で書いてから日本語訳するとものすごい簡潔な記事になる。

実例

GitHubリポジトリをそのままWebサイトとして公開したかったので、実験しつつMediumに英語で投稿した。

medium.com

その記事をそのままGoogle翻訳にかけてQiitaに日本語で(追記しつつもほぼそのまま)投稿した。

qiita.com

英語で技術記事を書くメリット

私の英語力はたったの5、「Goal」を「Gorl」と書いて夫に指摘される程度の雑魚さである。なので英語で文章を書こうとすると、自然と「英語力5」の表現・単語しか使われないエッセンスだけの簡単な文章になる。

一方母語である日本語で書こうとすると、「まだ書き足りない」と感じてしまって冗長で回りくどい文章になる。冗長で回りくどい技術記事にぶち当たって「うるさい結論から言って」と思ったことがある人は少なくないと思う。

また、個人的な感覚だが、言語は「読む」「書く」「聴く」「(一方的に)話す」「会話する」などに用途が分かれていて、どれだけ英語の開発者向けドキュメントが読めても、積極的に書こうとしていかないと、わかりやすいREADMEやコミットメッセージを「書く」能力は伸びにくいんじゃないかな、と思う。

結論

英語力5でもいいじゃない。意味が通じるなら。

雑感

今回実例にあげた記事が私にしてはめずらしく即日「いいね!」されていて、「あーこういう知識ゼロベースからの入門記事って本当需要あるんだなー」と感じた。3/15朝更新のデイリーランキングにも入ったみたいだし。(当該記事は毎日更新されるようなのでスクショを貼らせてもらいました。)

f:id:wifeofvillon:20170315143517p:plain

qiita.com

この記事とかも(かなり古いのに)(霧島さん効果かもしれないけど)結構見てくれている人がいて、自分が当たり前に使っている機能は他人にとって当たり前とは限らないし、それを紹介していくのはとてもいいことなんじゃないかなと思う。

qiita.com

仲良く楽しくものづくりしていこうぜ。

Atom実践入門──進化し続けるハッカブルなエディタ (WEB+DB PRESS plus)

Atom実践入門──進化し続けるハッカブルなエディタ (WEB+DB PRESS plus)

面白い映画がアホほどある時代に生まれて

映画

概要

月3ペースで映画館に足を運んでいると、もっともっと新作映画を観たくなる。だが現実は厳しい。

目次

「映画を観る」という文化

大学のサークルで映画好きの人たちに出会うまで、私の中に「映画を観る」という文化はなかった。

私が「見る」映画とは専ら宮崎駿で、高畑勲で、ディズニーで、それも、父の買ったレーザーディスクで見るものだった。そこには「映画」という実感はなかった。父によって「良質である」と選別されたコンテンツだけをテレビの画面で見ていた。

夫は「映画を観る」文化を持っている人だ。現在、我が家ではHulu、Amazonプライムバンダイチャンネルなど複数の有料配信サービスで良質な映画を見られるようになっているし、各々観たい映画があれば映画館へ足を運ぶ。

「映画を観る」という習慣は、それが他人のすすめであれ何であれ、自分で見るものを選ぶところから始まるものだと思っている。

他作品の予告映像について

映画館で映画を観ようとすると、実際には、最初の10〜15分は他作品の予告映像が流れる。

これについては賛否両論あるが、私は肯定的というか、この10分がとても楽しい。これは観たい映画を自分の中にストックする機会だからだ。この前「SAO」を観に行って、予告で「見たい」と思ったのは「ひるね姫」「ゴースト・イン・ザ・シェル」「アサシンクリード」「三月のライオン」だった。


映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』本予告【HD】2017年3月18日公開


『ゴースト・イン・ザ・シェル』 | ファースト・トレーラー


映画『アサシン クリード』マンチェスター・ユナイテッドコラボ予告


映画『3月のライオン』主題歌入り予告編

1ヶ月に観る映画・諦めた映画

私と夫が実際に映画館に足を運んで観た映画は、先月の間だけで以下の3本なわけだが、

この3本というのは、少なくとも以下の6本を諦めた上で観た3本だ。

  • 「愚行録」
  • 「たかが世界の終わり」
  • 「マリアンヌ」
  • 「相棒-劇場版IV-」
  • 「スノーデン」
  • 沈黙 -サイレンス-

たとえ夫の分のチケット代を私が負担していなかったとしても、レディースデーを使ったとしても、私は観たい映画をすべて観ることができないのだ。

映画にも「定額プラン」が欲しい

映画を観ることが習慣化している人間は、予告映像に触れる機会が多いため、より劇場に足を運ぼうとする。しかし、1回1800円というチケット代は決して安くはない。したがって、話題作から消費されることになり、潜在的に見込まれる観客動員数を損失し……

面倒臭いので平たくいうと、月額7780円(税込)で映画を観まくれるプランが欲しい。これは1800円×4本+消費税の端数切り上げから出た数字だ。もしくは月額5800円(税込)で特定タイトル以外の映画を観まくれるプラン。これは3本+消費税の端数切り捨て。

もったいないんだよな!!!1800円の壁に阻まれて切り捨てられる映画が存在することがもったいないんだよな!!!観て、感想を言う人がいればもっと観る人が増えたかもしれない、そういう時代に、1800円の壁の向こうにあるはずだった地域タイアップとか円盤とか続編とか配信とか、そういうのに繋がらない作品があるかもしれないのがもったいないんだよな!!!

何より「YouTubeに金払って見ればいいや」になるのがまたもったいないんだよな!!!上映設備がどんどん立派になっていく一方で、ネット配信だけで満足する層がどんどん増えていく。先に私の幼少期の映画体験を示した通り、親の映画鑑賞スタンスがそのまま子供に引き継がれるので、この先映画館暗黒期が来るかもしれない。

ああ、いや、正直に言います、お金ないけど感想ならいくらでも書くので映画を安く観させてください!!!

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

沈黙(新潮文庫)

沈黙(新潮文庫)

劇場版「ソードアート・オンライン」の感想 #劇場版SAO

VR/AR/MR 映画 感想

概要

昨日、劇場版「ソードアート・オンラインオーディナル・スケール〜」(以下「劇場版SAO」)を観たので、以下の観点から感想を述べる。

  • VR/AR/MR技術的観点
  • 映像作品的観点
  • ストーリー的観点

各項について、見出しには主観による5段階での「ネタバレ度」を表記する。

sao-movie.net

本編とは関係ないが、公式サイトの予告編動画→パララックス的演出というスクロールアニメーションがちょっと楽しい。

目次

用語

Pokémon GO Plus (ポケモン GO Plus)

Pokémon GO Plus (ポケモン GO Plus)

VR/AR/MR技術的観点

「ARが普及する」ということはどういうことか(ネタバレ度★☆☆☆☆)

今回は「TVアニメ版SAOのアインクラッド編を飛び飛びで見た」「アスナのおっぱいがとうといことは知っている」というふたりで観に行ったのだが、これには「VR/AR/MRが普及した世界」のイメージを知る「導入編」となる作品かどうかということを知りたかった、というものがある。

ちなみに、ふたりのあいだでは他の候補として、「電脳コイル」と「PSYCHO-PASS」が挙がっていた。結果からいうと、「VR/ARの概念がある程度わかった上で楽しむ作品」ということで認識は(ほぼ)一致した。

劇場版SAOによって描かれる「ARが普及した世界」とは、次の予告映像の冒頭15秒にほとんど集約されているように感じる。


Sword Art Online Ordinal Scale Movie Trailer 4「劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール 」本予告 2017年2月18日公開

この15秒間の間で最初に注目すべきは、「オーグマー」なるウェアラブルバイスのサイズとデザインである。ARが社会に普及するには、現在重厚なヘッドギアであるウェアラブルバイスが、耳にかけるだけでいいというところまで軽量化されなければならないということを示唆している。

次に、「オーグマー」を通して見える世界が一人称的視点で示される。そのUIは既にiOSAndroidのスタンダードとなったUIに限りなく近い。作中では三人称視点での「オーグマー」使用時の描写ももちろんなされているが、傍目には空中でフリック入力をしているように見える。「オーグマー」は「PSYCHO-PASS」の腕時計状のウェアラブルバイスや、ドミネーター同様、指向性描画および音声によって機能するのだ。

ウェアラブルバイスの簡素化は今作の舞台となる2026年を待たずして実現するであろうし、その頃にはUI/UXのよりベストな実装が考案されているはずである。

PROPLICA ドミネーター

PROPLICA ドミネーター

フルダイブ型VRとARの併用(ネタバレ度★★★★☆)

いきなりネタバレ度が上がるので注意してほしい。

今作では、あるシーンで「フルダイブ型VR」とARが同時に使用される。

SAOは元々「フルダイブ型」という、体は眠った状態で、脳だけでMMORPGを楽しむというより進んだVR体験を主題とした作品である。いわば、思想実験の「水槽の中の脳」だ。AR体験が主題となった今作においてそれらはほとんどコミュニケーションツールにとどまっている。

しかし、今作ではフルダイブ型VR空間をARで投射するシーンがある。

これは道理にかなったことである。オンラインゲーム「ソードアート・オンライン」の中において、プレイヤーは3Dのアバターデータである。データである以上、「ソードアート・オンライン」の中の出来事はARとして描画が可能なのだ。

映像作品的観点

スクリーンで「拡張現実」を体感させる(ネタバレ度★★★☆☆)

本作が挑戦したのは、スクリーンで「拡張現実」を実現することであったのではないだろうか。

例えば、一人称的に繰り返し突きつけられる、登場人物がウェアラブルARデバイスを装着した状態での視野や、(しばしばデバイスの中で再生されているように描かれがちな)スクリーンいっぱいのニュース画面によって狙ったのは、ウェアラブルARデバイスを装着して見る世界の追体験だ。

それだけではない。舞台となるのは秋葉原UDXや代々木公園など、実際に存在する施設だ。そして、ARMMORPG「オーディナル・スケール」を起動する際にはARオブジェクトが東京を上書きする様子が描かれる。さらに、執拗に執拗に描かれる実在製品のロゴ、ロゴ、ロゴ。これらは、まさに「現実の伸長」を体感させる仕掛けであったように思う。

これについては「シン・ゴジラ」にも通じるものがあるように思う。映像作品の「拡張現実」への挑戦については、いつか別のエントリで意見を述べたい。

ストーリー的観点(ネタバレ度★★★★★)

ここからは全力でネタバレをする。

白い蝶

今作では、あるキャラクターが登場する際、必ずといっていいほど蝶が飛んでいる。モンシロチョウだ。

これはそのキャラクターを象徴する存在であると同時に、強いメッセージ性を持っており、実際にそのキャラクターが口にするセリフと繋がっている。

栞紐

今作では、データ化が進んだ世界にもかかわらず、紙の本とノートが繰り返し登場し、それらには栞紐が付属している。

この栞紐は、今作の根幹そのもののメタファーだ。

まとめ

  • ARの定着した世界を追体験できるアニメ映画
  • 映像制作業界が「拡張現実」に挑んでいるのを感じる
  • 画面内に大量のヒントとギミックがある

あ、音楽良かったです。梶浦サウンド強すぎて「まどマギwww」ってなります。サントラ買いました。

VR初心者がJapanVR Fest.に行ってきた #JVRfest

イベント 技術 VR/AR/MR 文学

概要

「VRは体験してみないとわからない――!」

そう言うVRエンジニアに手引きされて元Web屋もどきがJapanVR Fest.に行ってきた。

http://jvr-fest.com/2017/01/2894/jvr-fest.com

印象に残ったプロダクト

株式会社GATARI「(プロダクト名不明)」(HTC Vive)

「声を発して生まれた映像的な効果を眺めて楽しみ、それを共有する」という体験を。

会場で一番最初に体験したVRプロダクトで、思いっきり感動したのがGATARIの「発声した言葉をオブジェクト化して投げる」というアプリケーション。

実装上、多分すごく難しいことはしていないんだろうな、と思う。音声解析はGoogleAPIを叩けばいいし、Unityなどのゲームエンジンには物理演算が組み込まれているわけだし。

しかしこのプロダクトは、読書体験の新しい可能性を示唆するものだ!

「恥の多い人生を送ってきました」という言葉を投げつけ他の言葉をなぎ倒す快感!太宰治の言葉の圧倒感!

「文学作品を発声する人は初めてです」と言われたが、詩歌を作る自分にとってこれは新感覚だった。

「極楽は丁度朝なのでございましょう」という言葉を天に投げて、それが物理法則に従って顔面に落ちてきたとき、芥川龍之介の洗練され尽くした言葉の普遍性に私は泣きそうになった!

DMMゲームスの「文豪とアルケミスト」というゲームでは文学が「矢」「刃」「銃弾」「鞭」として表現されているが、それを三次元的視覚情報で表現したのがこのプロダクトだと思う。ぜひ出版や資料館などと組んでほしい。

https://gatari.co.jp/gatari.co.jp

株式会社ワンドブイ「SEIYA OculusTouch」(OculusRift+Touch)

運動不足をこじらせて循環器弱ってる私が全力で楽しんで後から胸痛で死ぬかと思ったのがワンドブイのVR音ゲーSEIYA。

http://wandv.jp/service/product/seiyawandv.jp

プレイヤーの身長に合わせたマーカー散布調整がされていないため、身長153cmの私は(ヒールを履いた状態でも)届かないマーカーがあったが、SEGAのmaimaiとチュウニズムが好きな人は間違いなく好きだし近所のゲーセンにあったら通うくらいには好きだ。実際、傍目に見ると「VRヘッドセット装着したロリータがガチダンス」しているという大変ロックな絵面になっていたと思う。録画してもらえば良かった。

maimai.sega.jp chunithm.sega.jp

実際に店舗導入する場合は、以下の調整や追加実装があると私が楽しい。

  • 最初のチュートリアルでプレイヤーの可動域を設定しマーカー散布を再調整
  • スコア表示をより分かりやすくする
  • スコアやコンボによるライブショー的演出

http://wandv.jp/wandv.jp

わぁ!Drupalだぁ!Drupalって文字自分のサイトぶりに見た!

VRプロダクトの課題

UI/UXデザイナーの必要性

今回いくつかVRプロダクトを経験してみて感じたのが、UI/UX研究に割かれている人員が少ないのでは?ということで、実際今日私を秋葉原に連れて行った人間が日々嘆いていることだった。

今回は「お披露目会」だったわけだけれども、製品化するときは口頭で使い方を説明するわけにはいかない。短いチュートリアルや、カーソルのデザインだけでユーザーへの挙動を示さなければいけない。そういったことを考えたとき、仮想現実世界におけるユーザーの「手」となるカーソルのデザインは最重要事項なのではないかと感じた。

仮想現実上で人間の腕は伸長する?

今回個人的に大きな発見だったのが、OculusTouchにせよViveにせよ、コントローラーを持ってしまうと、ユーザーの認識するカーソル位置はコントローラーを握る手でなく、コントローラーの先になるということだ。個人的な感覚かと思ったが、よく考えれば任天堂Wiiのコントローラーはそのように実装されているわけだから、人体科学的に実証されていることなのかもしれない。知らんけど。

VR/ARの到達点は物理的束縛からの解放か

「Tango de えいご」を公開されていたやのせんさん@とお話しさせてもらっていて、自分がVR/ARに求めているものとは「物理的束縛からの解放」なのではないかと思った。話の中で私はやのせんさんに虚淵玄原案の「PSYCHO-PASS」を紹介したが、PPの世界は「ARと機械学習研究が進歩した世界」である。スマートフォンはバイタルチェック&IDデバイスを兼ねた腕時計サイズまで、衣装ホログラム操作デバイスは化粧品のコンパクトサイズまで小さくなっている。

今回紹介したプロダクトでいうと、「SEIYA」のコントローラは、実際にはマジックテープで着脱するリストバンドまで簡素化されるのが理想だ。

他にもディック原作の映画「トータルリコール」が話題に上がった。

まとめ

  • VRによる新しい読書体験をした
  • 優秀なUI/UXデザイナーが求められる業界だと感じた
  • VR/AR/MRめっちゃええやん!

あ、詩歌集出してます。どうでもいいですけど、萩原朔太郎の詩ってVRコンテンツ向きじゃないですかね?

雪解けの日に: 吉野雪緒 詩歌集

雪解けの日に: 吉野雪緒 詩歌集

KDPで詩歌集を出したときのTips

KDP 電子書籍 Tips EPUB3

概要

KDP(Kindle Direct Publishing)で処女詩歌集を発行した。

雪解けの日に: 吉野雪緒 詩歌集

雪解けの日に: 吉野雪緒 詩歌集

その際ためになったもの、自力で調べる必要があったことをまとめる。

目次

参考書籍

KDPではじめる セルフ・パブリッシング

KDPではじめる セルフ・パブリッシング

コミティアで同人誌を売れる程度の能力」の持ち主なら最低1章後半〜2章、5章を読んでおくといい。

EPUB3制作環境

Atom

atom.io

何かパッケージを別途追加することなくMarkdownファイルのプレビューを表示できるので便利。文字数カウント系のパッケージを追加しておくと使いやすいかもしれない。

atom.io

でんでんコンバーター

電書ちゃんのでんでんコンバーター - でんでんコンバーター

「はじめてみよう」のチュートリアルさえ読めば使い方は簡単。

自分で調べたこと、詩歌特有のTips

KDPの表紙サイズ

2017年2月現在、KDPにアップロードする表紙ファイルには以下の規定がある。

  • ファイル形式はJPGかTIFF
  • 寸法は1600x2560(px)が理想
  • 解像度は72dpi
  • ファイルサイズは50MBまで
  • カラープロファイルはsRGB

詳しくは公式ドキュメントを参照されたい。

kdp.amazon.co.jp

詩歌特有のTips

私の場合、短歌を作り始めたのが石川啄木(とそのフォロワーの小林多喜二)の影響なので、1首が複数行に渡ることが多い。

身投げした

蛍烏賊をバケツに汲みて

明日は酒盛り

酢味噌和えにて

という歌だと、テキストファイルでは以下のように記述しなければならない。

身投げした<br />
蛍烏賊をバケツに汲みて<br />
明日は酒盛り<br />
酢味噌和えにて<br />

おお……気持ち悪い……

さらに、続けて次の歌を記すには、以下のように記述しなければならない。

身投げした<br />
蛍烏賊をバケツに汲みて<br />
明日は酒盛り<br />
酢味噌和えにて<br />
<p><br /></p>
水張りて<br />
代掻き終えた田園の<br />
かがみのごとく青くひかりける<br />

おお……気持ち悪い……

Markdownを書き慣れている人にはこの気持ち悪さが伝わると思う……

雑感

いざEPUB3ファイルを作ってみるとXMLファイルを束ねたzipだったりするので、「*.jarファイルかな?」と思った。

まとめ


そんなこんなで作った詩歌集はKindleUnlimitedで無料で読めます。

雪解けの日に: 吉野雪緒 詩歌集

雪解けの日に: 吉野雪緒 詩歌集

第2回家庭内ハッカソン開催

ハッカソン 写真

お題「好きな街」

概要

またしても熱海にハッカソンをしにいってきた。

wifeofvillon.hatenablog.com

しかしInDesignに流し込む文庫本120ページ分(脚注付き)のデータをXHTMLで作ろうとして「どう考えても非効率やんけまだ100ページ増えるんやぞ」とキレそうになって大した成果もないので熱海で撮影した写真を紹介する。

制作環境MacInDesignに長編小説のデータ(脚注大量)をぶち込める方法があったら(@)までご教示のほどよろしくお願いいたします。

目次

1日目

宿

今回の宿は「伊東園ホテル熱海館」。浴衣は好きな柄・サイズを選べる。

熱海では早咲きの桜が3分咲き?くらいだった。

蟹「うわっ、君の同人誌の表紙みたいな写真になった」
私「やめぇや」

村上旅館跡

察しのいい人はブログタイトルとユーザー名で気づいているだろうが、中学からの太宰治ファンである。

村上旅館には太宰治が宿泊費を払えなくなり、友人の檀一雄を人質に井伏鱒二の家へ駆け込んだ(そして帰ってこなかった)というエピソードがある。彼は後にこのことを題材に「走れメロス」を書いた。

走れメロス (新潮文庫)

走れメロス (新潮文庫)

仏蘭西洋菓子モンブラン

熱海に別荘を持っていた谷崎潤一郎が、作品を一本書き上げるたび、ロールケーキを注文したという老舗洋菓子店。

糸川

熱海市内を流れる糸川で汽水域に降りられる階段を発見してテンションが上がる。海辺に生まれ育った人間の性である。

親水公園

お宮の松

熱海といえば『金色夜叉』、『金色夜叉』といえば尾崎紅葉

「貫一とお宮」ごっこを毎回頼んでいるが、容れられたことはない。

熱海駅は熱海の山のてっぺんと海の間くらいにあるので、海まで降りると罰ゲームのような急峻な階段を昇ることになる。無論、循環器の弱い私は酸欠と脳貧血を起こす。

伊東園ホテルの温泉を一通り入ってみたが、露天風呂好きとしては露天がないのが残念だった。

2日目

MOA美術館

今回は梅の季節にしか展示されない国宝の屏風を見るために熱海に来たといっても過言ではない。熱海の海を日がな一日見て暮らせるなら住むのもやぶさかではない。

起雲閣

志賀直哉谷崎潤一郎太宰治などが泊ったという起雲閣。この日は日本共産党が新年会をしていた。

太宰治と山崎富栄が泊った部屋

高校時代の口癖は「山崎富栄になりたい」だった。どう考えても危ない女である。

私「うわあああああ修治〜〜〜〜!」
蟹「寝転がるな馬鹿」

人間失格 (角川文庫)

人間失格 (角川文庫)

機関車

芥川龍之介「トロッコ」で舞台になる小田原-熱海間を結ぶ鉄道路線、そこを走っていた機関車が駅前に展示されてある。

芥川龍之介  (ちくま日本文学 2)

芥川龍之介 (ちくま日本文学 2)

おみやげ

自分へのお土産は「臥龍梅」の純米大吟醸だった。こっちは「文豪とアルケミスト」の石川啄木くん。


そんな熱海旅行の中で詠んだ歌も入っている詩歌集はKindleUnlimitedで無料で読めます。

雪解けの日に: 吉野雪緒 詩歌集

雪解けの日に: 吉野雪緒 詩歌集